【小ネタ】AWS Extend Switch Roles にて行うべきと思う設定
こんにちは、高崎@アノテーションです。
はじめに
現在、多数の AWS アクセスロールを切り替えるために AWS Extend Switch Roles の Chrome 版を使用していますが、これがなかなか便利です。
この拡張機能において、最近気付いた便利な設定をチーム内で展開したところ、案外知られていなかったので小ネタとして記事にしてみました。
皆様のご参考になれば幸いです。
AWS Extend Switch Roles とは
通常、AWS でスイッチロールする時はマネージメントコンソールからアカウント ID とロール名を入力して切り替え、履歴からもアクセス出来ます。
しかしながら、ロール履歴には 5 つまでしか残すことが出来ず、その都度入力が必要になることがあります。
そこでこの AWS Extend Switch Roles を使用すれば、毎回アカウント ID、ロール名を入力すること無く切り替えが可能で、AWS に携わるのであれば必要なツールだと思います。
これはブラウザ拡張ツールとして Chrome、Firefox、Edge で使えまして、導入については下記の記事が参考になるかと思います。
使用するに当たって
このまま使いますと、AWS のマネージメントコンソール画面が、
…こんな感じで、アカウント ID が出てしまいます(モザイクをかけていますが 12 桁の数字が併記されます)。
AWS の通信講座などにあるマネージメントコンソールを画面共有するハンズオンを見ると、大抵の場合は何らかのツールを用いてアカウント ID の部分にモザイクをかけて表示しています。
アカウント ID については AWS 側の公式資料 を抜粋しますと、
アカウント ID は、他の識別情報と同様、慎重に使用および共有する必要がありますが、 秘密情報、機密情報、機密情報とは見なされません。 1
…と、公式としては問題がない旨のアナウンスがされております。
一方で慎重に使用および共有する必要があり
と記載されておりますし、機密ではないとはいえ心許ないというふんわりした2 理由もあり、個人的には以下の方針を持っております。
AWS 公式が機密では無いとアナウンスしているが、
画面共有するときにアカウント ID は見せない方が良い。
さて本題
いつものように前置きが長くなりました。
AWS Extend Switch Roles に対して、下記を行ってください。
- AWS Extend Switch Roles のメニューを開き、Configuration を選択する
- 「Hide Accout ID」のチェックを入れて「Save」を押す
そうすると、下記のようにアカウント ID が表示されません。
また、ロール履歴もこの通り、アカウント ID が出てきません。
おわりに
今回は AWS Extend Switch Roles の設定を小ネタとして記事にいたしました。
もし AWS Extend Switch Roles をお使いで気になる方がいらっしゃいましたら、見せない設定も用意されておりますのでお試しください。
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